「お腹の調子が悪くて働くのが辛い」
「職場に迷惑がかかって居づらい」
「身体の不調を治したい」
過敏性腸症候群で上記のような症状に悩んでいる方は、職場や働き方が適していないことが考えられます。割合でいうと、日本人の10〜15%が過敏性腸症候群で悩んでいるといわれています。8人〜10人に1人に至ります。
過敏性腸症候群は20代〜40代の方に多くみられる疾患で、過敏性腸症候群は重い疾患ではありませんが、慢性的に症状が続けば私生活や仕事に支障を及ぼす場合もあります。そのため、職場や働き方を見直し、過敏性腸症候群を治療していくことが重要です。
この記事では、過敏性腸症候群の症状や職場の選び方を解説します。また、症状ごとの医療機関の選び方も紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックでは、苦痛の少ない大腸カメラ検査を受けていただけます。また、検査はグループで年間1万件以上の内視鏡検査を行っています。鎮痛剤により痛みの少ない検査も行なっております。
当クリニックは、秋葉原駅から徒歩1分と通院しやすい立地にあります。診察時間も平日のほか、土曜日や日曜日も対応していますので、ぜひ検査を受診される際はご検討ください。
過敏性腸症候群とは?
過敏性腸症候群は、腸の一般的な疾患です。腸に異常がない場合でも、腹痛や下痢、便秘の症状が発症します。また、過敏性腸症候群には2つの種類があります。ガス型と下痢型です。
過敏性腸症候群の原因ははっきりとはわかっていませんが、ストレスや腸の機能異常、腸の炎症の可能性が考えられます。
以下のような状況で発症した場合は、ストレスが原因となっている可能性が疑われます。
- 仕事の負荷が大きかったり、残業が続いたりしている
- 通勤の精神的ダメージがある
- 職場の異動や転職、生活環境が変化した
- 試験や会議など緊張する場面
- 気分が落ち込んだ時や不眠、頭痛、肩こりがある
過敏性腸症候群では、ストレスによる自律神経失調症が原因と考えられます。
自律神経には、緊張時に働く「交感神経」と、リラックスした時に働く「副交感神経」があります。通常は2つのバランスを調整しながら活動します。
しかし、どちらかの神経の調整が崩れると、下痢や腹痛、便秘などの症状を引き起こす場合があります。便秘や下痢が続くと、お腹にガスが溜まりおならが出やすくなったり、下痢でトイレに行く回数が増えたりします。
症状が継続すれば、気分が落ち込み、不安や抑うつを引き起こす場合もあるでしょう。
過敏性腸症候群の発症しやすい年齢は、男性30代〜40代、女性20代や50代によく見られるのが特徴です。
過敏性腸症候群の症状ごとの職場の選び方
過敏性腸症候群は、下痢やガスの症状で出社ができなかったり、出勤時間が遅れたりする場合があり、職場に迷惑をかけてしまうことが考えられます。
精神的な過敏性腸症候群では、出社の人混みやプレッシャーのかかる仕事から離れることが重要です。
これから、症状別に適した職場について解説します。
過敏性腸症候群ガス型の場合
過敏性腸症候群ガス型に適した職場は、在宅で仕事ができる会社や職種です。
ガス型はストレスがかかるとガスが溜まりやすいのが特徴です。しかし、人が多い場所では、腸に溜まったガスを排出できないでしょう。ガスの排出を我慢すれば腹痛の原因になったり、腸が機能異常を引き起こす原因にもなり、便秘を引き起こすことにもつながります。
そのため、自分のスペースが確保できる職場がおすすめです。
例えば、Webで完結できるライターやプログラマー、動画編集などが挙げられます。また、自身で仕事の判断ができる自営業などもいいでしょう。
ストレスの原因が大きいので、対人やノルマが多い仕事を避けることが重要です。
過敏性腸症候群下痢型の場合
過敏性腸症候群の方は、1日に複数回、急に便が発症するため、在宅の仕事が望ましいかと思います。出社はリスクがあり、ガス型よりも職場選びによって症状が左右されることもあるでしょう。
ガス型と同様ストレスの少なく、自分の空間で仕事ができるところがいいでしょう。
下痢型の場合、残業が多い職場や、休みの少ない職場を選ぶと症状の悪化につながることがあるので注意が必要です。
過敏性腸症候群は何科を受診する?
過敏性腸症候群では、症状により消化器内科もしくは、心療内科を受診しましょう。便秘や下痢などの症状が発症する場合、まずは消化器内科を受診するといいでしょう。
消化器内科受診後、症状の原因が精神的な問題ならば、心療内科を受診することが改善につながります。
消化器内科
消化器内科では、大腸の状態を確認するために、便潜血検査や内視鏡検査を行います。
内視鏡では大腸内をカメラで観察できるので、腫瘍や炎症による症状が原因なのか判断できます。
大腸内に異常が見受けられない場合に、過敏性腸症候群として治療していきます。しかし、過敏性腸症候群には決定的な治療法がありません。
そのため、食事や運動、私生活を改善するところから治療を行なっていきます。
消化器内科で行われる治療法としては、以下が挙げられます。
- 食事内容の改善
- 睡眠時間の改善
- 運動の実施
- 薬の処方
過敏性腸症候群では、症状とうまく付き合いながら改善を目指していきましょう。
心療内科
不安やストレスが強い場合は、心療内科で治療します。腸は脳と関連しているため、脳がストレスを感じると、腸に異常を与え下痢や便秘を引き起こす要因となります。
ストレスを感じやすい方の特徴は以下の3つです。
- 真面目な人
- 内向的な人
- ネガティブ思考な人
物事を深く考え込んだり、自分をせめてしまったりする方は、心療内科を受診すると改善が期待できるでしょう。
まずはリラックスをして慢性的なストレスを軽減しましょう
過敏性腸症候群が発症する原因としてストレスが挙げられます。過敏腸症候群を軽減するには、まずはリラックスができる時間を作ることが重要です。プライベートの時間は読書や映画鑑賞、温泉などの趣味に時間を活用するといいでしょう。
また、体を動かす運動やお風呂の時間にリラックス効果のある入浴剤の使用もおすすめです。
まとめ
お腹にガスがたまる方や緊張する場面で下痢が長期間続いている場合は、過敏性腸症候群の可能性があります。
また、過敏性腸症候群には、大腸がんなどの疾患を患っている場合も考えられます。そのため、便秘や下痢を繰り返すなどの症状がある場合は、医療機関を受診し、まずは消化器内科で大腸カメラの状態の観察が重要です。
秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニックでは、過敏性腸症候群のほかに大腸疾患を患っていないか検査ができます。大腸内視鏡により、細部まで病状の観察が可能です。また、問診から、いつから症状が起ったのか、排便の回数はどれくらいか、などについて過敏性症候群を確認していきます。
当クリニックは秋葉原駅から徒歩1分の場所に立地しています。診察時間も土曜日・日曜日にも対応しておりますので、ご都合の良い日にお越しください。
ご予約はWEBで24時間受け付けておりますので、来院の際はご利用ください。