アキバ内視鏡お困りQ＆A

排便時の出血は、痔だけが原因ではありません。排便時の出血には、大腸がんや直腸がんなどの大きな病気が隠れていることもあります。

今回は、直腸がんと痔での出血の違いや、軽い症状だと勘違いしやすい痔の種類についても解説します。

直腸がんの初期段階では、自覚症状を感じないことがほとんどです。排便時の出血や腹痛などの症状に気が付いた際には、すでに病状が進行している恐れがあります。

「痔が悪化したのかな」
「もう少し様子をみよう」

直腸がんは、進行性のがんです。そのため、上記のような判断をせずに早期に医療機関を受診しましょう。

万が一、排便時に血が混じる、便が細くなるなどの違和感がある際には、秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック（千代田区院）へお越しください。

平日はもちろんのこと、土曜日と日曜日にも、診療及び検査を行っております。平日の都合がつきにくい方も来院しやすい環境ですので、お困りの症状があるときには、お気軽にご相談ください。

ご予約はWEBで24時間承っております。都合の良いタイミングで、すぐにご予約いただけます。

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血便で直腸がんと痔は見分けられるもの？

血便のみで判断することは難しい

痔にはいくつかの種類があり、主な症状には「排便時の出血」が挙げられます。

そのため、出血だけでは直腸がんと痔を見極めるのは困難です。

出血だけで痔と決めつけるのは危険なため、症状が続く際には医療機関を受診しましょう。

血便以外の要素を踏まえて総合的に見分ける

直腸がんと痔を見極めるには、血便以外の要素を判断材料にしましょう。

痔の場合、肛門に強い痛みを感じることが大半です。過度のいきみが原因となる「痔核」、直腸が肛門まで下がり飛び出した状態になる「直腸粘膜脱」は、鈍い痛みを感じるだけで出血はないため、直腸がんとの見分けを付けられます。

また、「裂肛」と呼ばれる肛門が裂けた状態も排便時に出血しますが、同時に激痛を伴うため直腸がんではないと判断できます。

直腸がんの場合は、血便の他に「腹部膨満感」や「頻便」、「体重減少」及び「貧血」などの症状が現れます。

これらの症状は痔では起こりにくいため、血便の原因が痔ではない可能性が高いと言えるでしょう。

大腸がんの初期症状に痔はある？

大腸がんの初期症状には、下記のようなものがあります。

• 血便
• 便秘
• 下痢
• 便が細くなる
• 残便感
• 腹痛
• 嘔吐

なお、大腸がんを発症した箇所により、出やすい症状が変わるとされています。

硬い便が通るS状結腸や下行結腸は、便がスムーズに通過しないことで起こる腹痛や嘔吐などの症状が起こりやすくなります。

なお、盲腸・上行結腸・横行結腸にできるがんは、進行しても腹部症状が目立ちにくいことも。そのため、腹部のしこりや貧血などの症状で発見することもあります。

 

その他、出血を伴う痔

きれ痔（痔核）

きれ痔は、肛門付近の皮膚が裂けてしまっている状態です。

きれ痔の主な症状には、「排便時の痛み」や「出血」があります。出血はしたたり落ちるほどの量ではなく、トイレットペーパーに少量付着するパターンがほとんどです。

きれ痔の治療は、塗り薬と生活習慣の改善で行います。

ですが、きれ痔には結核・白血病・クローン病が隠れていることも。そのため、きれ痔を繰り返している際には内視鏡検査をオススメします。

いぼ痔（裂肛）

いぼ痔は、肛門付近にいぼ状の腫れができた状態です。肛門の内側にできたものを「内痔核」、外側にできたものは「外痔核」と呼ばれます。

いぼ痔は、便秘や排便時のいきみが原因となり、発症することがほとんどです。なぜなら、肛門に圧力がかかりすぎると、毛細血管が集まった「静脈叢」がうっ血して腫れあがるからです。

また、「排便時の出血」や「残便感」が主な症状となり、悪化すると肛門から痔核が外に飛び出すこともあります。

 

確実に見分ける場合は大腸内視鏡検査を受けましょう

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック（千代田区院）の医師は、日本消化器内視鏡学会に所属しています。そのため、内視鏡検査は専門医が行いますので、初めての方も安心して検査を受けていただけます。

また、内視鏡検査時には、静脈麻酔を使用。眠気を感じながら、リラックスした状態で楽に検査を受けられるところも特徴です。痛みや検査自体に不安を感じる方もご安心ください。

なお、内視鏡治療後の合併症に対しては、関連の医療機関で24時間365日対応しています。検査後のお困りごとにも迅速に対応しますので、お気軽にお問い合わせください。

 

まとめ

今回は、直腸がんと痔での出血の違いや、痔の種類について解説しました。

直腸がんは、初期段階で発見すると内視鏡治療で治療ができます。症状を見逃し、進行した状態になると、外科的手術や化学放射線療法が必要となります。

痛みや違和感などの症状が現れている段階では、すでに病状が進行していることも。そのため、速やかに治療を開始できる初期段階で、詳しい内視鏡検査を受けることをオススメします。

がんは、治らない病気ではないため、早期発見が重要です。40歳以上の方は自覚症状がなくても、定期的な検査を必ず受けるようにしましょう。

秋葉原・胃と大腸肛門の内視鏡クリニック（千代田区院）は、「秋葉原駅」からおおよそ徒歩1分とアクセスの良さも特徴です。

また、土曜日と日曜日も診療及び検査を行いますので、忙しい方も来院していただけます。

ご予約も、WEB・LINEから24時間受け付けています。お困りの症状がある際には、お気軽にご相談ください。

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