「小腸がんになる確率は低いって本当にく?」
「小腸がんが症状が現れにくいのはどうして?」など、小腸がんについて疑問に思っていませんか?
早期で発見されることが少ない小腸がん。患者数も少ないため、小腸がんに関して耳にすることが少ないのではないでしょうか。
本記事では、小腸がんの症状や発生の確率、早期発見が難しい理由について解説します。また、早期発見しにくい小腸がんの検査方法についても説明しています。小腸がんについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
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小腸がん(十二指腸がん、空腸がん、回腸がん)とは?
小腸に発生したがんを「小腸がん」と呼びます。小腸は十二指腸、空腸、回腸のことで、胃と大腸の間にあり、長さが6〜7メートルある臓器です。
小腸がんはさまざまな種類のがんが発生します。主な小腸がんの種類は下記のとおりです。
- 神経内分泌腫瘍
- 腺がん
- 悪性リンパ腫
- 肉腫
小腸がんは早期では症状が出にくいです。進行すると下記のような症状が現れます。
- 腹痛
- お腹の張り
- 吐き気
- 嘔吐
- 貧血
- 便に血液が混じる
- 黄疸 など
多くの患者さんが貧血や腸閉塞によるお腹の張りや吐き気などの症状がきっかけで、進行した小腸がんが発見されます。がんの発生による症状は、胃がんや大腸がんの症状と似ていますが、小腸がんの場合、黄疸もみられます。小腸がんで黄疸がみられるのは、がんが十二指腸にある胆汁の出口を塞いでしまうからです。
小腸がんの発症確率は?
小腸がんの発生率は、すべての悪性腫瘍のうち0.5%以下です。すべての消化器がんのうちでも5%以下であり、小腸がんは発生確率が低いことが分かります。そのため、「希少がん」とも呼ばれます。
小腸がんでの発生率も紹介します。
- 十二指腸がん:45%
- 空腸がん:35%
- 回腸がん:20%
上記のように、小腸の前半部分にがんが発生しやすいです。
小腸がんの早期発見が難しい理由
小腸がんは早期発見が難しいがんと知られています。
主な理由は2つです。
- 内視鏡カメラによる観察が不可能
- 早期では症状が出にくい
胃カメラや大腸カメラを受けても、カメラが小腸のすべてに届かないため、内視鏡による観察ができません。また、早期では症状が出にくいです。そのため、小腸がんは早期発見することが難しく、進行してから発見されます。
特に多い小腸がん
小腸がんの種類によっても発生頻度が異なります。前述したように、主な小腸がんは、神経内分泌腫瘍、腺がん、悪性リンパ腫、肉腫の4種類があります。4種類の小腸がんの中でも最も発生頻度が高いのは、神経内分泌腫瘍であり、次に腺がんです。
下記では、神経内分泌腫瘍と腺がんについて解説します。
神経内分泌腫瘍
神経内分泌腫瘍とは、神経内分泌細胞に発生するがんのことです。ホルモンなどを分泌する細胞を神経内分泌細胞といいます。全身にある細胞ですが、がんが発生するものの中で、およそ60%が消化器の中となっています。
神経内分泌腫瘍の発生はまれですが、世界的に増加がみられます。日本でも、2005年から2010年の5年間で、消化器の神経内分泌腫瘍の患者数は1.8倍増加しています。健診に使われる機械や画像検査機器の進歩により年々、発見が増えているようです。
腺がん
腺がんは、腺組織と呼ばれる組織から発生するがんです。悪性度が高いがんであり、多くの患者さんは、見つけたときすでに他の臓器に転移しています。
特定に下記の疾患がある患者は、腺がんのリスクが高いので注意が必要です。
- クローン病
- 潰瘍性大腸炎
- ポリポーシス(腸に多数のポリープができる病気)
- 吸収不良症候群(腸での栄養の消化や吸収がうまくいかない病気)
- リンチ症候群(大腸がんなどになりやすい遺伝性の病気)
小腸腺がんは極めてまれな病気であり、治療方法が確率されていません。早期で症状が出にくく、進行してから見つかるケースがほとんどです。
NETとNECとは?
NET、NECとは神経内分泌腫瘍のことで、細胞の分化の程度によって分類されます。細胞の分化とは、同じであった細胞が異なる器質の細胞に変化したり、複雑に変化したりすることです。進行のスピードが遅いものはNET、早いものはNECに分類します。
それぞれの特徴について解説します。
NET(Neuroendocrine Tumor):神経内分泌腫瘍 |
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NEC(Neuroendocrine Carcinoma):神経内分泌がん |
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小腸がんを発見するために
小腸がんを発見するための主な検査を紹介します。
- 血液検査(腫瘍マーカー)
- 内視鏡検査
- CT検査
- 便潜血検査
小腸がんではCEAやCA19-9などの腫瘍マーカーが上昇するため、血液検査で腫瘍マーカーを検査することで小腸がんの発見が可能です。また、通常の胃カメラや大腸カメラでも、十二指腸の入口または回腸の出口に発生した小腸がんは発見されることがあります。そして、カプセル内視鏡やダブルバルーン内視鏡などのような特殊な内視鏡では、より詳しく調べることが可能です。
まとめ
小腸がんは進行してから発見されることがほとんどで、早期で症状が現れにくいがんです。患者数の少ないがんであるため、積極的に検査を受ける方も少ないでしょう。一般の内視鏡検査では発見されにくいですが、血液検査の腫瘍マーカーや便鮮血検査、CT検査などで発見できる可能性があります。早期の小腸を発見するためには症状が出てから受診するのではなく、定期的な検査をおこなうことが大切です。
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