胃カメラ検査について
胃カメラとは、上部消化管内視鏡検査のことを言います。胃カメラは、口から内視鏡スコープを食道・胃・十二指腸に挿入し咽頭・食道・胃・十二指腸を隈なく観察する検査です。内視鏡スコープの画像は、モニター画面を通して検査医が観察します。モニター画面を通して、食道・胃・十二指腸に腫瘍やポリープ・潰瘍などが無いかどうかを確認しながら検査を進めていきます。検査時間はおおよそ7分程度です(7分程度の観察が最も見逃しが少ないというデータがあります)。検査時に腫瘍や癌を疑う所見を認めた場合には、組織生検が必要となります。また、潰瘍からの出血などが認められた場合には、止血処置が必要となることもあります。これらのような場合には検査時間が長くなることがあります。
当院の胃カメラ検査の特徴
特徴1経験豊富な内視鏡専門医による胃カメラ(上部内視鏡検査)
当院の医師は内視鏡検査に精通しているだけではなく、長年地域中核病院で内視鏡検査・治療に従事してきた医師です。最新の検査方法・治療にも精通しています。
また、日頃から連携病院で特殊内視鏡検査や内視鏡治療を行っており、ほぼ全ての消化器疾患に対応が可能です。特に早期の消化器癌に対する内視鏡治療(内視鏡的粘膜切除術・内視鏡的粘膜下層剥離術)や胆道疾患に対する治療(ERCP、内視鏡的胆道結石破砕術)などにも連携病院を通して対応しています。
特徴2鎮静剤で苦痛の少ない検査の後、秋葉原駅から公共交通機関でご帰宅いただけます
患者様が経口検査中に強い吐き気で苦しまないよう、当院の胃カメラ検査では鎮静剤を使っております。ウトウトしている間に検査が終わりますので、楽に受けていただくことが可能です。
鎮静剤を使用した場合は、安全のため翌朝まで車やバイクの運転を止めていただく必要がありますが、当院は秋葉原駅から徒歩1分のため公共交通機関でご帰宅しやすい立地にあります。
特徴3最新の内視鏡システムを導入しております
当院では、OLYMPUS社の最新モデル「EVIS X1」を導入しております。観察や拡大、血管や炎症の強調表示ができる「NBI」や、観察できる範囲を広くする「ワイドアングル」など、ほんのわずかな病変も短時間で見つけられる機能が搭載されています。
特徴4リカバリールームでお休みいただけます
検査後にすぐ目覚められた場合でも、鎮静剤の効果が完全に切れるまではボンヤリするかと思います。そのため、検査後はリカバリールームにて、30分ほど安静にして過ごしていただきます。プライバシーに配慮した環境にしておりますので、安心してご利用ください。
特徴5胃と大腸の同日検査が可能です
当院では胃カメラと大腸カメラを同時に受けることが可能です。検査を分けて受ける必要が無いため体への負担も少なく検査が可能です。検査時には静脈麻酔を施行して、胃カメラを受けていただきそのまま大腸カメラを施行致します。検査時間はおおよそ30分程度です(組織検査や大腸ポリープ切除などを行う場合は長くなることもあります)。
特徴6土曜日・日曜日の内視鏡検査に対応しております
当院では平日お忙しい方に向けて、土曜日・日曜日でも胃カメラ検査を実施しております。平日と同じように、内視鏡専門医が検査を担当いたしますのでご安心ください。
特徴7ストレッチャーで寝たまま移動が可能です
鎮静剤を使って検査を受けた際は、ストレッチャーに寝た状態でそのままリカバリースペースまで移動します。歩いて移動する必要はありませんので、リラックスした状態ですぐにお休みいただけます。
胃カメラ検査でわかる疾患
- 胃炎
- 胃潰瘍
- 十二指腸潰瘍
- 逆流性食道炎
- 食道裂孔ヘルニア
- 胃ポリープ
- 十二指腸ポリープ
- 胃がん
- 食道がん
- 十二指腸がん
- ピロリ菌感染 など
検査の流れ
1予約
通常の外来診察、もしくは24時間WEB予約で検査の予約をしていただきます。
2検査前日
前日の21時までにお食事を済ますようにしてください。詳しくは「胃カメラ前後のお食事について」をご参照ください。
3検査当日
朝食を食べずにご来院ください。
糖尿病の方は、当日朝の内服を中止してください(インスリンも含む)。抗血小板薬・抗凝固薬の内服については、通常1剤であればそのまま内服継続して検査をしていますが、初めて当院で検査を受けられる方については一度受診されることをお勧めします。
*検査当日は、お薬手帳・手術記録などをお持ちいただくとスムーズな検査が可能です。
4来院
予約時間の10分ほど前に来院していただきます。WEBもしくは電話で予約された患者様は、診察を受けていただき前処置(のど麻酔・静脈ルート確保など)してから検査となります。
5検査
前処置が終わってから検査台に左側を下にして横になります。口にマウスピースをくわえていただき静脈麻酔を使用する方は麻酔剤を静脈ルートから注射します。検査はおおよそ7分程度です。
*静脈麻酔を使用される方は、当日車の運転・自転車の乗車はお控えください。車の場合は、付き添いの方による運転でお願いいたします。また、静脈麻酔を使用される高齢の方の場合は、当日付き添いの方とご一緒にご来院ください。
6休憩
静脈麻酔を使用した場合は、検査後に回復室でお休みいただきます。30分~60分程度お休みいただきます。
7検査後診察
検査の費用
保険診療 | 1割負担 | 3割負担 |
---|---|---|
胃カメラ | 約1,500円 | 約5,000円 |
料金は概算です。内視鏡検査は使用する薬剤で多少前後することもあります。
内視鏡検査で生検を施行した場合には追加料金がかかります。静脈麻酔は別途料金が必要ありません。診察代・採血検査代・ピロリ菌診断料等は別途かかります。