男性が痔に
なりやすい原因
痔の発症要因には男女差があります。女性では、妊娠・出産といった女性特有のライフイベント、ダイエットに励む人が多いため便秘になりがちといった理由が挙げられます。一方で、男性では、飲酒喫煙、ストレス、長時間のデスクワークなどが理由として挙げられます。
以下に挙げる項目に当てはまる男性は、痔の発症リスクが高いため、注意が必要です。
毎日シャワー派
日々の仕事などの忙しさからなかなかゆっくり湯船に浸かる時間が取れず、シャワーで済ませる方も多いと思います。入浴によって肛門の清潔さが維持されるだけでなく、肛門周辺が温まり血流改善の効果も期待できます。
トイレに長時間こもる
長時間の排便は肛門への負担が大きく、痔を誘発しやすくなります。トイレにこもる時間は5分以内とするなど、日々意識することが大切です。特に、トイレで長時間スマホを見たり読書をする癖がある方は、控えた方が良いでしょう。
長時間のデスクワーク
暴飲暴食
仕事のストレスや疲れを解消するために、暴飲暴食に走ってしまう方もいらっしゃるかと思います。暴飲暴食は下痢や便秘の原因となり、肛門を刺激して痔を誘発しやすくなりますので、注意が必要です。
連日飲酒をしている
仕事のストレス解消のため、ついついお酒を飲み過ぎてしまう方もいらっしゃるかと思います。アルコールは血管の拡張と炎症の原因となります。お酒を飲み過ぎることで、肛門付近の血流が悪化し負荷がかかるようになって痔を誘発します。また、アルコールの摂取は下痢の原因ともなりますので、注意が必要です。
男性に多い痔「痔ろう」
痔の予防
同じ姿勢を長時間
続けないようにする
デスクワークなどで長時間座った状態を続けると、肛門周辺の血流が悪化し痔を誘発します。こまめに休憩を取ってストレッチをするなどして、同じ姿勢を長時間続けないようにしましょう。
お尻を清潔に保つ
排便後は肛門周辺を清潔な状態にしましょう。なお、力を入れてペーパーで拭きすぎることは逆効果ですので、優しく拭くようにしましょう。
食生活を見直す
納豆、ヨーグルト、オリゴ糖など食物繊維が豊富な食品を積極的に摂取し、腸内の善玉菌を増やすことを目指しましょう。逆に、香辛料やお酒は腸を刺激してしまうため、摂取を控えた方が良いでしょう。
水分をたくさんとる
体内の水分が不足すると便が固くなって排便しづらくなります。したがって、1日約2Lの水分を補給して水分が不足しないようにしましょう。
湯船につかる
入浴によって肛門の清潔さが維持されるだけでなく、肛門周辺が温まり血流改善の効果も期待できます。毎日はなかなか難しいかもしれませんので、まずは週2〜3日程度の入浴を意識して行っていきましょう。
適度に運動をする
ストレッチやウォーキングなど、軽めの運動で構いませんので運動を習慣づけると良いでしょう。運動によって腸の働きが活性化され、便通の正常化に繋がります。
当院の肛門科について
日帰り手術が可能・入院施設も完備
当院では連携する医療機関で日帰り手術を実施しています。また、入院施設もございますので、日帰り手術が難しい場合でも対応可能です。ぜひ一度お気軽にご相談をいただければと思います。
ネット予約が可能
当院では24時間いつでも予約可能なWEB予約システムを導入しております。肛門の病気は痛みを伴うことも多いため、患者様が待ち時間で苦痛を感じないようにスムーズな診療を心がけております。
診療中の羞恥心への配慮
肛門科を受診することに恥ずかしさや不安を抱えて、なかなか足を運べないという方もいらっしゃるかもしれません。当院の診察室は完全個室となっており、患者様のプライバシーに最大限配慮した空間づくりを実現しております。
経験豊富な医師による診療
当院では、経験豊富な医師が診療・日帰り手術を行っております。安心してご相談いただければと思います。